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2014/7 砕石を譲って頂きました。

まず。「背景・経緯」を説明させて頂きます。
普通のアクアリウム水槽の場合。「飾り石」を置くといっても、精々数個。多くても十個程度ですね。
ですから、普通のアクアリウム・オーナー(アクアリスト)は。水槽メーカーの販売している「飾り石」を使って、アクアリウム・レイアウトを構築する訳です。


アクアリウム・スドー 「昇竜石」 (12Kg五千円前後)

個人で採集した石は、成分が分からない部分があるので。アクアリウムという、高価なレイアウトに使用するのは大変なリスクを伴います。
しかも、石の場合。流木のように「アク抜き」しても、石そのものの成分が、永遠に「溶け出す」ので。
こうしたリスクを避けるためにも、水槽メーカー販売の飾り石を使用する訳ですね。


最近では人工樹脂の低価格化が進み、こうしたポリウレタン素材の「飾り石」も多くなりました。

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とは言え。通常のアクアリウムの場合は、これら既製品(天然石は一品物なのですが)を十数キロ使えば足りますが。

ソイルテラリウムの場合。
90センチレイアウトでも、数十キロから100Kg程度は使いますし、「かたちを選ぶ」必要性から考えて。
一つのレイアウトを作るのに、数百キロは必要となります。

このため、ハット・フル・オブ・スターとしては。こうした水槽メーカー販売の飾り石を使ってレイアウトを構築するのは、現実問題として困難となる訳です。

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この問題に対しても、「試行錯誤」を繰り返してきました。
例えば、レイアウトの「見えない部分(下の方とか、奥の方)」に。ホームセンター等の、安い砕石を使って。
見える部分のみに、昇竜石のような、高価な石を使おうか?。

とか。または何と!。

ポリウレタン樹脂(レジン)が安くなってきたので。
水槽全体のレイアウトを、丸ごと「かたどり」し。水槽全体を「ポリウレタン」で作ってしまおうか?。とまで考えました・・・。
(実際、ミニチュア・ソイルテラリウム(45センチ)ではこの方法を試してみました。)

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まぁ。この方法は、全体をプラスチックで作ると、ヤッパリ「オモチャ」っぽくなってしまうので止めましたが。
全体ではなく、部分的に人工樹脂化する方法は有効で。
ちなみに実際今でも、部分的に(天然石では作りにくい部分)ポリウレタンで作っています。

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さて。
という訳で。水槽メーカー販売の飾り石では高価過ぎ・・・。

じゃあ「砕石」か「天然石」を使う他ないかな?。と、なる訳で・・・。

まぁ。砕石は成分がリスキー。とは言え、現実問題としては、普通の「堆積岩石灰石」なら川にゴロゴロしていて。もちろん、川に魚は棲んでる訳で・・・。

と言うことで、渓流で天然石探したり。ホームセンターで、良い形の砕石・飾り石なんかを探したのですが。
どうしても、思ったような良い形の石が見つからない。

具体的には、「ゴツゴツ」した形の石が見つからなかったのです。

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とは言え逆に。庭石用の飾り石は大き過ぎ。
逆に、庭用の「敷石」では。「砕いた直後の砕石」ではゴツゴツしたものが、時々あるのですが。
今度は、砕石業者が扱う(販売する)量が、桁違いに多くなってしまい。

「数百キロ」では取り合ってもらえないのです・・・。(ふつうは何十トンですからね(笑))

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ソイルテラリウムというのは、普通のアクアリウムと違って。
「盆栽」を使ったり、「独特の機材」を使うため。これら「ソイルテラリウムに合った」生体や機材を。
探したり、自分で作ったりしながら。「試行錯誤」を続けてきました。

何と「盆栽」などは、自分で栽培したり。
このページにもあるように、なんと「盆栽用の畑」まで用意した程です。

ほとんどの問題点は解決したのですが。
考えても見れば、この「飾り石」問題というのは。ソイルテラリウムに、最後に残された問題だったかも知れません。

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つまりその、最後の問題がやっと解決した。そんなこんなの、今日この頃です・・・。

ご覧の通り、「素晴らしい」限りです。しかも、普通の「砕石」ではこうは行きません。
実は、お売り頂いた砕石業者の「両伸」さんの砕石(石質)だからこそなのです。

実はこの「石質」についても色々(問題が)あるのです。

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詳しくは話しませんが、作者の住む関東周辺は。土壌は火山灰の中性ですが、秩父に巨大なアルカリ性(石灰岩)地域を抱え。
実際、関東の水(河川)はかなりの高硬度です。

このため砕石もセメントのような、硬くて(本当はこっちの方が「軟らかい」)。
いわゆる「河原」の石のように、丸まった石が多いのですが。

両伸さんの砕石は軟らかい(本当はこっちの方が「硬い」)石質なので。このような「ゴツゴツ」した形になるのです。

つまり、このような石質の砕石業者様に、砕石をお譲り頂けた。
と言うのも、大変な偶然。ラッキーなのです。


株式会社両伸様 (Googleストリートビューより)
見た目は普通の「砕石業者」ですが、個人宅の敷石等も取り扱ってらっしゃいます(小売)。

更にはなんと、独自の「配送方法により。「砕石の通販」も行ってらっしゃいます(土砂の宅配は出来ないので)。
個人宅にも砕石を運んで頂けるのです。
あまり詳しくないのですが、このような業者さんは、他には無いのではと思います。

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という訳で、やっと手に入った形の良い「飾り石」。
これを「ふんだん」に使って、ソイルテラリウム水槽のレイアウトを、新たに「作り直そう」。

そんな、ちいさな決意を抱いている今日この頃です・・・。


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2012/9 ハット・フル・オブ・スターズの畑、紹介。

ハット・フル・オブ・スターズの盆栽を育てるため。とうとう畑を買ってしまいました・・・。
自分でもびっくりしています。
随分羽振りの良い話に聞こえますが。まぁ最近、ご承知の方も多いと思われますが、大変地価が下がっておりますので。細長い、使いづらい土地を数十万円で購入したという事です。

それでは大紹介。ハット・フル・オブ・スターズ畑編です。


畑に行く道は見てのとおりの田舎道です。川が流れていますが・・・。


清流とは無縁の、魚とは無縁の、生活廃水の流される用水路です。
コイだって棲めるかどうだか。


わき道は、昼でも暗い、驚くほど急勾配のナゾの林道もあります。


なにげに新幹線が通ってたりします。近所に新幹線が通ってる。こりゃ筆者も驚いた。
勿論東海道ではなく、いわゆる整備(田舎)新幹線。
何の意味もありませんが。停まってくれる訳でなし。


昼なお暗い林間には神社だってあります。


バリバリ伝説のテーマソングではありませんが。「空へと続くセンターライン」です。
開墾農道によくある、数キロ続く直線道路。かなりの急勾配で登ってます。


坂の途中には開発途中の、5000平米の工場用地だってあります。(着工去年。頓挫かな?)
PS. この後すぐに工場が建ちました。


畑には高圧電流だって流れてます。いるのね、ケモノが・・・。


湿地だってあります。しかし騙されてはいけません。こうやって写真で見ると美しいのですが。
アオミドロだらけの止水域です。


湖があって湖畔の小高い丘には、赤レンガの洋館だって建ってます。これだけ見ると、まるで志賀高原。こりゃ本当に驚いた。
今は、被災によりどうやら給排水がままならないらしく。一面緑藻に覆われています。ところで「〜湖」とありますが、「ため池」です。


そして到着、我が畑。とは言え、畑畑と言ってますが。筆者は農家資格保有者ではないので、農転かけて住宅用地です。
しかも水道・電気・排水溝全て揃っているので、なんと住もうと思えばすぐ住める所です。傾斜も大したことないし。


宅地の場合、土壌が悪く、ひどい場合瓦礫や産廃が埋まってたりしますが。
ここは何せ元耕作地の、農転一番乗りですから、石一つない黒土です。


栗がいたるところに落ちてて、不用意に分け入ると痛い目に遭います。
「分け入る・・・」。そう、敷地の奥の方の部分は雑草に埋まっています。
実はこの地を買うにあたって最大の難点は、雑草でした。盆栽植えるに10坪で十分なのに、中途半端に広いし。


敷地からの眺望。ダッシュ村よろしく、見事(中途半端に?)に里山やってます。
全体的に南東斜面だし、前は地目畑で接道してないので建物建たないし。
陽あたり良好、土壌抜群、畑にはもってこいですが。既に隣の家が我が敷地に畑を作ってます。
実はこれが雑草対策の奥の手。畑用地と引き換えに、草刈頼むという作戦です。

畑の選定は、実は数年前から続けていて。検討した物件の殆どが、いわゆる「遺産放棄」の弁護士物件で。当然「原野」「山林」、林間の接道無し、建築許可どころか開発制限(伐採不可・地均し不可、ついでに転用不可)物件ばかりでした。
値段も10万・20万で500坪とかです。中には、接道していて、渓流が流れていて、2000坪で100万ってのもありました。

ソイルテラリウムの場合、水槽内に植えるという観点から、耐庇陰(半日陰)の盆栽なので。実は林間という環境は好ましいものです。
林間には雑草が生えにくいからです。
とは言え探し始めると欲が出るもので、道具や苗木の搬入に接道していた方が良いとか考え、なかなか決定には至りませんでした。

くしくも接道どころかライフラインが全部揃った場所となってしまった訳で。到底使い切るものではないし。秘密基地でも作りますかねぇ。
これから随時、苗木の生長などをアップしてゆこうと思います。


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2010/9 京都へ行って来ました。

「ナオミ号(ミニカトッポ)」が廃車になり、車が新たにアクティー・バンになりました。とは言え平成3年式なので、なんとナオミ号より古いのですがw。

名前は「ルツ」改め、「イシ」ちゃんです。旧約聖書にも登場するバビロニアにあったコバルトブルーの城門、「イシュタル門」から頂いた「イシュタル号」のイシちゃんです。
(「ナオミ号」は旧約聖書「ルツ記」に登場する、ルツの義母からです)

アクティー・バンは4ナンバーには似使わない豪華装備で、パッと見には乗用5ナンバーです。
しかも当時のホンダは普通にタコメーターが装備されていて、ややもすると乗用ハイグレード車のようで、塗装も良く。かなり車に詳しい人に見せても「この車は塗り替えてあるだろ」と言われるほど、12万キロ乗ってるのにピカピカです。

もち、イシちゃんにも車載PCやハンズフリー携帯システム等が搭載されており、詳細情報を検索したり、電話を掛けたりできます。

土曜日の早朝出発し、上洛気分で目指すは万葉の里。
関越・上信・中央・名神と1500Kmを走破して大津へ。走りながら食事を取ったり、道を探したり、宿をPCで検索して電話予約入れたり。
まさに走るオフィスのイシュタル号は、前のオーナーが付けたスピーカーシステムで、中々の音質(まぁタイヤサイズが違ったり、ホイルベアリングがいかれていたり、マイナス点も多かったけど)。

今回も目的は「古庭園」で。「浄瑠璃寺」と「平等院」です。
どちらも毛越寺同様、平安時代の作庭であり。保存状態の良いものの中では日本で最も古い年代の庭園です。


浄瑠璃寺庭園)壮大な庭園の多かった平安期の庭園にあって、割とこじんまりとした庭園です。
近代庭園に似た造りのため、あまり古さを感じさせず、また、本堂も壮大と言うには程遠く。
古さを考慮に入れず訪れると、「なぜこの鄙びた寺が国宝なのだろう」と思ってしまう程です。

どちらも詳細はウィキペディアにもゆずるとして、感想としては。
浄瑠璃寺は予想以上に「こじんまり」感がありました。小さいことは予想していましたが、平安時代の壮大な庭園からはかけ離れたイメージです。

このスケール感が後世の庭園へと発展したもので、壮大な「寝殿形式」や「船遊式」庭園はこの後見られなくなる事から考えても。
広大な毛越寺庭園などより、浄瑠璃寺庭園の方が現在の庭園様式に近いと感じました。

平等院はまさに当時の、贅を尽くした庭園様式を彷彿とさせるもので。中庭や屋内まで川が流れ込む、貴族の絢爛豪華な庭園の姿を見せてくれます。


平等院は説明するまでも無い、十円玉ですね。

土曜の夜は宇治市の宿で泊まって、日曜朝一で平等院を拝観。再び1500Kmを飛んで、無事帰って来た訳ですが。
全体の感想としては。草木の一本まで詠われる万葉の里はやはり風情があります。また、昔はこの距離を平気で走り回っていたのですが、「よくもまぁ」という点。
最後にイシュタル号がこれも「よくもまぁ」走ってくれたと感謝です。経験上ホンダ車は良く走る、と思う。


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2007/2 岩手県の「毛越寺」へ行ってきました。

深夜二時半に仕事を終え、そのまま寝ずに東北縦貫道をぶっ飛ばして一関へ。
自分は薬とかが効きすぎる体質で、普段飲まないせいか、リポD一本で2・3日眠れなくなる人です(笑)。この時も一本飲んで出発しましたが、その日の夜まで全然眠くならずに「便利な体質だなぁ」と関心。

実は自分は昔から少々放浪癖の気があるようで、日本中彼方此方、意味もなく走り回って。合わせれば日本を7・8周していると思います。しかして年のせいか「本当にこの距離を一般道で走っていたのか」と自分に驚いた次第でした。
もちろん平泉も4号線が抜けていることもあり、通ったことは数十回ですが、毛越寺を訪れたのは修学旅行以来でしょうか。

とは言え目的は毛越寺本堂ではなく毛越寺庭園です。
毛越寺庭園は、「浄瑠璃寺庭園」「平等院」と並ぶ数少ない平安時代(良い状態で残されている)の作庭で最も古い庭園の一つです。

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実は庭園の様式は鎌倉時代初期を境に大きく違いがあり、その違いとは「意匠」です。
意匠とはデザインのことで。この期以降、現代に至る庭園が「渓流風景」をモチーフにしているのに対し。これら最古参の庭園たちは「海洋風景」を再現しています。
一見して分かることとして汀線(池・川など水系部分の輪郭)が渓流の場合、複雑で岩も多く立体的なのに対し。海洋風景の場合ひじょうに柔らかく、優雅に作られています。

また平安時代の庭園は大変規模が大きく、お公家さんの時代であり。極めて贅沢に、また雅(みやび)に作庭されているのでおじゃる。
曲線的、女性的なこれら古庭園は「舟遊式」または「寝殿式」の池泉庭園とよばれ。一万平米にも及ぶ邸内では、広大な池に舟を浮かべて神事を行ったり、歌会・舞などが行われていました。

朝9時ころ高速を降り、コンビニでご飯を買ってお金下ろして。現地で朝食を済ませ、折りたたみ自転車の「ダビデ号」を出動。
何よりの感想と致しましては。徹夜明けのハイテンションで、また訳の分からない表現ですが「セクシー」でした・・・。まぁ寝不足で目はチカチカ、長時間乗車で足はフワフワだったので。何ともですが。

○左写真 「遣水(池泉部への給水路)」。
庭園全体では海洋風景を表現していますが遣水部分には滝や瀬があり、河川のそれを表現しています。

ややもすると、平面的で単調にも感じられるかも知れませんし。おそらく自分も昔はそう思ったと思いますが。
とにかく美しく。
大昔この場所でお公家さんが語らい。時には恋をしたり、政治家ですから勢力争い謀をもやってたんだろうなぁ。
などと芝に寝転びイメージを膨らませていれば。この季節では信じられないほど暖かい日和に少しは眠くなるかと思いきや。全然ならず。
「やばい、眠れない」の焦りも。その後近くの温泉に三時間ほど浸かり、カフェインを抜いて宿に泊まってゆっくり寝て帰って来ました。

また毛越寺公式ホームページは http://www.motsuji.or.jp/ です。


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